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2011年08月 アーカイブ

破壊は消費社会の重要な要素

トヨタの野心作、トヨタ2000GTのコンバーチブル(市販されず)も"ボンド・カー"に使われました。


九州の小島にロケしたことで話題となった「007はニ度死ぬ」(67年)です。


日本の自動車工業が、ようやく一人前になったことを示すエピソードといってよいでしょう。


消費社会とは言うまでもなく、規格化された商品を量産し、市場で大量販売を行うことです。


中古車情報検索システムの開発などもこれに大きく関わってきます。


しかしそこにはもう一つの要素が必要となります。


"計画的に"旧式化され、また破壊された商品の廃棄処分です。


消費社会は、いわば機能的なゴミ処分場なしには成立しない、といってもよいでしょう。


破壊はこの20世紀社会の現実的また心情的な因子の一つです。


そのことは映画にも反映しています。

「激突!」の不気味さ

「ET」(1982年)などで知られるスティーヴン・スピルバーグ監督のいわば出世作が、前にも触れた「激突!」でしたが・・・


それに続く劇場用映画の第一作「続・激突!カー・ジャック」(73年)は、ある若夫婦に警官ごと乗っとられたパトカーを何と250台のパトカーが追っかけるという壮絶なカー・チェイス映画でした。


スピルバーグは、チェイスにも破壊(中古車などのクルマ壊し)にかけても巧みな腕を見せる映画づくりをしました。


「激突!」では、何の気なしに追い越したトレーラー・タンクローリーが、突如猛スピードをあげて主人公の乗るプリムス・ヴァリアント(セダン)を追いかけてきます。


その男はこのときから絶え間ない恐怖のとりことなります。


いくら逃げてもだめ・・・


トレーラーの運転手は決して姿を見せないのです。


トレーラーは、無気味な悪意の化身となります。


登り坂が見えてきた・・・ここでプリムスは差を開けるはずだ・・・


主人公は思い切ってアクセルをふかします。


トレーラーを振り切ったか甚見えたとき、エンジンルームから白煙が噴き上がりました。


オーバーヒート。


スピードは徐々に失われていきます。

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