生き残る自動車メーカー
研究開発力と商品開発力、生産技術と三拍子そろってすべての領域を網羅できるメーカーとなること・・・
これは、いかなる大メーカーといえども、そのリスクをすべてカバーできない以上困難です。
商品開発力一つをとっても、メーカーによって、また国によって得手不得手はあります。
そこで、お互いの得手不得手をカバーし合った相互補完型の提携は今後ますます増加していくでしょう。
また新技術の出現や開発テンポが速まっていく傾向にあることも、相互補完の必要性を高めさせます。
この場合、研究開発でも、商品開発でも、技術的にみて核になりうる要素的技術やノウハウを蓄積するメーカーが、相互補完関係のイニシアチブをとることになります。
ミツオカ 中古車のように特色のある技術や研究の蓄積のないメーカーは政治的保護によって生き残るとしても・・・
結局、単なるライセンス・アセンブラーか、コンポーネント組付けメーカーに転落していくしかないでしょう。
・・・いずれにせよ、世界の自動車産業再編の構図は、かつての合併再編成よりも要素的技術の蓄積の有無によって描かれていく時代に入っていくように思われます。
GM-トヨタ提携によって脚光を浴びた相互補完的提携の行方はそのような方向性を示唆しているのです。