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2011年12月 アーカイブ

生き残る自動車メーカー


研究開発力と商品開発力、生産技術と三拍子そろってすべての領域を網羅できるメーカーとなること・・・


これは、いかなる大メーカーといえども、そのリスクをすべてカバーできない以上困難です。


商品開発力一つをとっても、メーカーによって、また国によって得手不得手はあります。


そこで、お互いの得手不得手をカバーし合った相互補完型の提携は今後ますます増加していくでしょう。


また新技術の出現や開発テンポが速まっていく傾向にあることも、相互補完の必要性を高めさせます。


この場合、研究開発でも、商品開発でも、技術的にみて核になりうる要素的技術やノウハウを蓄積するメーカーが、相互補完関係のイニシアチブをとることになります。


ミツオカ 中古車のように特色のある技術や研究の蓄積のないメーカーは政治的保護によって生き残るとしても・・・


結局、単なるライセンス・アセンブラーか、コンポーネント組付けメーカーに転落していくしかないでしょう。


・・・いずれにせよ、世界の自動車産業再編の構図は、かつての合併再編成よりも要素的技術の蓄積の有無によって描かれていく時代に入っていくように思われます。


GM-トヨタ提携によって脚光を浴びた相互補完的提携の行方はそのような方向性を示唆しているのです。

GMの大機構改革


デトロイトの自動車不況からの回復は目ざましいものがあります。


それまで不振だった大型車が回復の目玉となって・・・


とくに大型車に強いGMの業績は、1984年度だけで利益が50億ドルを越えたと伝えられます。


このような業績が絶好調の最中に、GMは1985年1月の取締役会において、これまで60有余年来の伝統を誇ってきた5事業部を根幹とする事業部制組織に、大幅な変更を加える大機構改革を決定したことを発表。


注目を集めました。


組織や機構の改革というのは、いろいろ内部的に厄介な問題をはらんでおり、そう簡単に着手できるものではありません。


今回の機構改革も、組織タスクフォースの手で煮つめられていって、実際に実施されるのは3年後以降ということですが・・・


それにしても、中古車の検索方法が出始め、業績がこれだけ上向いた時期に、このような思い切った機構改革を決めるというのは・・・


GMがこれまでの厳しい社会環境や、市場環境の変化と国際競争の現実を踏まえながら、21世紀をにらんだ戦略構想を大胆に打ち出したことと無関係ではないでしょう。


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