GMの大機構改革
デトロイトの自動車不況からの回復は目ざましいものがあります。
それまで不振だった大型車が回復の目玉となって・・・
とくに大型車に強いGMの業績は、1984年度だけで利益が50億ドルを越えたと伝えられます。
このような業績が絶好調の最中に、GMは1985年1月の取締役会において、これまで60有余年来の伝統を誇ってきた5事業部を根幹とする事業部制組織に、大幅な変更を加える大機構改革を決定したことを発表。
注目を集めました。
組織や機構の改革というのは、いろいろ内部的に厄介な問題をはらんでおり、そう簡単に着手できるものではありません。
今回の機構改革も、組織タスクフォースの手で煮つめられていって、実際に実施されるのは3年後以降ということですが・・・
それにしても、中古車の検索方法が出始め、業績がこれだけ上向いた時期に、このような思い切った機構改革を決めるというのは・・・
GMがこれまでの厳しい社会環境や、市場環境の変化と国際競争の現実を踏まえながら、21世紀をにらんだ戦略構想を大胆に打ち出したことと無関係ではないでしょう。